Interview「音楽家」
橘 光一さん

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移住しても引き続き東京でも仕事。南魚沼はそれが叶う場所

一般的には移住と聞くと、住むところだけでなく仕事も含めて生活のすべてが変わるイメージがありますよね。脱サラしてお店を持ったり、農業を始めたり。でも、僕の場合は違って仕事はフリーの演奏家のまま。今も週末の大半は、東京に出てオペラやミュージカルなどの伴奏をメインに、オルガニストとして演奏活動を行っています。

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自然にも恵まれた環境の中で暮らしながら、週末は東京で仕事。そなに生活が叶うのも、南魚沼の魅力。ここはとりわけ東京に近い新潟県です。新幹線にしろ車にしろ、アクセスの良さは群を抜いていると思います。とにかく近いです。距離的なデメリットは全く感じていません。

しいて演奏家としてのデメリットをあげるなら、仕事先によっては交通費まで全額は出してくれないところがあるくらい。でも、こっちは物価が安いですから、実際は問題ではありません。確かに、東京でがっつり働いていた時のほうが収入はありましたが。でも住みやすしい、生活に困らないので、深刻に捉える余地がないんです。今は「お金は、あったらあったでいいけど、別にいらない」、そんな感覚です。振り返れば大学で教えてプラス演奏活動をして、月の収入が3桁を超えていた東京時代のほうが、息苦しかったかもしれません。

ちなみに今、借りているのは六日町駅から徒歩5分の一軒家。築年数が経っているので、より安いというのはありますが、車3台分の駐車場がついて家賃4万円です。さすがに町の中なので、音を出して練習をすることはしませんけれど、複数台の楽器を置いてもまだ部屋は余っています。

余談ですけれど、駐車場に屋根が付いているかいないかで、家賃が大きく変わるのは、雪国ならではです。不動産屋さんの情報も「車庫」と「駐車場」に分かれているんです。最初どう違うのかわからなかったのですが、屋根付きが車庫で、空の下が駐車場。つまり雪かき不要か、必要かということです(笑)。

我が家は「駐車場」ですから、冬の雪かきは必須ですが、道路の除雪は生活道路まで常に完璧。雪で東京の仕事に穴をあけたこともなく、むしろ、スキー場の純白の世界に音を轟かせながら演奏するなんていう、雪国ならではの体験をさせてもらっています。もちろん冬は長く、率深々と雪が降り続くこともあります。鉛色の空を見て憂鬱になるのもわからなくもないですが、感じ方は人それぞれ。青空を見て孤独を感じる人もいるわけですから。僕は水墨画の世界に来たと思えるタイプ。

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Live from Minami-uonumaLMU編集部
東京から南魚沼市に移住したスタッフ3人で作っています。
東京時代は仕事ばかりで、昼も夜もわからぬ毎日を過ごしていましたが、南魚沼市に引っ越して生活が一変。
直売所で買った野菜で料理をし、温泉に通 い、休日は山に登ったり、スキーをしたり。
豊かな場所で暮らすだけで、心も生活も豊かになって、良い仕事ができるようになる……ような気がする今日この頃です
(移住12年めの素直な感想で す)。

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