4歳児 の あこがれ

4歳児の熱い視線の先にあるのは 田植え機です。

わたしの住んでいる集落は
田んぼをしているお家のお父さん
息子からしたら「じじ」にあたる年代の人たちが
会社をつくって共同で田植え、稲刈りをしています。

田植え機もコンバイン(稲を苅る機械)も
それ自体、一般家庭の乗用車より高くて
しかも車庫がいるんですね。

それぞれのお家がそれぞれに持っていたら
それはもう大変なこと。
自分たちが元気なうちに、と「じじ」たちが
昨年立ち上がったのです。

平均年齢の高い会社!!
かっこいい。。。

「○○さんは、※オペとカラオケが上手でさ〜」
と尊敬の眼差しで見つめています。

先週は田植えウィークで「会社員」たちが
※オペ(運転手)、せこ(助手)を順番にこなしていました。

オペが家の「じじ」じゃない時だって
バッチリ乗せてもらいます。

みんな他人の家の孫なのに、本当によくしてくれて
この場所では人と人、家庭と家庭のつながりを強く感じます。

この田植え機に乗ってる間に
どれほどの会話がある訳じゃないんです。
普段からじじばば世代と私たち世代と
どれほど触れ合っている訳でもないんです。

私たち夫婦世代は…
う〜〜正直ほとんど交流していなくて…
じじばば世代が繋がって
家庭と家庭を繋いでくれています。
〇〇の孫、どこどこのおばぁちゃん、という具合に

根っこの部分が繋がっているから
こういう時だけ ポっと咲いた花でも
うまい具合に溶け込めるんです。

一生懸命定年まで働き続けて
孫育てしながら、それでもまだ働く後ろ姿に
今すぐマネは出来ないけれど
いつかわたしが ばば になったら
還していきたいものと、繋げていきたいものが
この暮らしの中にあって
それはたくさんの「愛」が溢れているっていうこと。

じゃなければ
ただでさえ他人の家の孫を田植え機に乗せるなんてこと
しかもこの くそ忙しい 時になんて
愛がなければ出来ないと思いませんか??

「愛」って何も親や家族からだけ受け取るものじゃない。
地域や育っていく環境の中で 無性のもの にたくさん出会い
それを理解し受け取る心が大きく育つ環境を
この先もずっと繋げていきたい。

わたし達の この子達の未来に。

ABOUT THE AUTHOR

南雲亜美
湯沢町生まれ。六日町高等学校卒業後、東京の服飾の学校に進学、卒業後はアパレルの仕事に。10年の東京生活を経て帰郷。2009年から六日町でNATURAL and ORGANICをコンセプトにしたカフェを営業。2012年に息子が生まれ、八海山のあしもと、大自然のなか家族と暮らしています。

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