ここからの風景

八海山が、特別うつくしく みえる時に
車を停めて写真を撮る場所があって
( 今週ずっと曇り八海山でしたが )

ほとんど人工物が映らない場所があって

そこに最近、鉄塔?のようなものが建ちました。

じじばばに聞いたら
やっぱり噂になっているそうで
温泉を掘っている。とのこと。

他にも車を停めて写真を撮っている人もいるので
どうか紅葉の秋までには掘り当ててもらって
うつくしい秋晴れの八海山がみられる頃には
この鉄塔が撤去されるといいな、と思います。

高校を卒業してから10年、
見上げるとひっくり返りそうに高いビルに
人工物にだけ囲まれて
22時までやっているルミネも
電球が100箇所くらい切れていても
わからないくらい夜も明るい街で
Uターンしてくるまで
当たり前のように生きてきた。

それと比べたら
電灯が一つ消えていたら真っ暗になる道は「暗く」て
19時に閉まるお店は「早く」て
高い建物は「なく」て、ものは「なく」て。
そんな町で暮らして今年で10年になりました。

今のわたしの当たり前からしたら
あの街での暮らしは
全部「過ぎる」。
いろんなものが「不自然」だった。

この自然の中では、たった一つの鉄塔でさえ
なくていい。
この風景にこれ以上、人が人の為につくったものが
映り込みませんように。

ABOUT THE AUTHOR

南雲亜美
湯沢町生まれ。六日町高等学校卒業後、東京の服飾の学校に進学、卒業後はアパレルの仕事に。10年の東京生活を経て帰郷。2009年から六日町でNATURAL and ORGANICをコンセプトにしたカフェを営業。2012年に息子が生まれ、八海山のあしもと、大自然のなか家族と暮らしています。

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